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ペルセウス座流星群、来週12日(木)夜に活動のピーク

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2021/08/05 20:06 ウェザーニュース

来週は三大流星群の一つである、ペルセウス座流星群が活動のピークを迎えます。

12日(木)の夜遅くから翌13日(金)の明け方にかけてが観測のチャンスです。

今年は「月明かりの影響がない」「活動ピークの時間帯が日本の夜中・放射点の高く昇る時間帯と重なる」という好条件がそろうため多くの流れ星が期待できます。

期待できる流星数は?

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13日(金)4時頃 北東の空(東京)
・出現期間:7月17日(土)~8月24日(火)
・ピーク :8月13日(金)4時頃
・母天体:スイフト・タットル彗星

ペルセウス座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と共に3大流星群の一つとされており、観測できる流星数は年間でも1・2位を争う流星群です。

今年は月が夜のはじめのうちに西の空に沈んでしまうため、流星群の出現時間帯には月明かりのない暗い夜空が期待でき、流星を見つけるのに好条件となります。

アストロアーツ社によると、見晴らしが良く空気が澄んだところで1時間あたり50個前後は見られる見込みです。

ペルセウス座流星群の流れ星は、ペルセウス座の周辺のみに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れます。また、出現する確率も同じです。

ペルセウス座流星群の特徴は?

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1.遅い時間ほど期待できる流星数は増える
流星群に属する流れ星は、放射点(※)を中心に四方八方に流れます。ペルセウス座流星群の放射点は、時間の経過と共に高く昇るため、少しでも多く流れ星を見たい方は、未明頃から観測するのが良さそうです。

※流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点。

2.ピークの前後数日は多くの流星が期待できる
ペルセウス座流星群は、ピークの前後数日は多くの流れ星を観測することができます。天気の関係等でピーク時に観測出来ない方は、その前後の日に観測するようにしましょう。

3.明るい流れ星が多く、痕を残すものも
ペルセウス座流星群は明るい流れ星が多く、火球と呼ばれるひときわ明るい流れ星や、流星痕と呼ばれる痕を残す流れ星が出現することがあります。

気になる12日(木)夜の天気は?

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ペルセウス座流星群は見えるかな?
現在の予想では、湿った空気や気圧の谷の影響でペルセウス座流星群がよく見える地域の特定は難しい状況です。

ただ、沖縄から北海道の広い範囲で雲が広がりやすいものの、雲の隙間から流れ星が見えるチャンスがあります。

西日本や北海道の日本海側は、低気圧や前線の影響で夜空を見るにはあいにくの天気となる見通しです。
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